社会起業家

http://www.hotwired.co.jp/matrix/0202/001/index3.html

共通するのは、社会に大きなインパクトを与え、イノベーションを起こしていく可能性をもちながら、まだ誰もやっていないために、サービスの需要ははっきりみえないもの。それに対して、使命感や強い動機をもって挑戦する態度である。そして、実現のためには、ビジネス・マネジメントのスキルも必要だし、社会に対する洞察や、人間性、ネットワーク力なども必要になる。

彼らと話してみて感じるのは、こうした20代、30代前半の若い層は、確実に、「新しい世代」であることだ。
 彼らの多くは、ふつうにキャリアを積んでいれば、ビジネスエリートとしてやっていけるだけのバックグラウンドを持っている。これまでなら、普通にビジネスの世界で、経験を積み、セミリタイアしてから、悠々自適の身分でこの世界に入る。そうでなければ、始めから、生活は厳しくとも、ひたすら伝統的なノンプロフィットで頑張るか、だ。

まだ、この傾向が強いきがする。日本では。
というのも、多分、学生→社会に出る前にそれだけの
方向性とプランを「おぼろげにでも」イメージして
おくことと、実際に↓のように活動している人に
会って、実感する機会が少ないから。

 彼らは、そのどちらでもない。その姿は、ちょうど、伝統的なノンプロフィットが抜け出ようとする姿、自分には合わないと感じるビジネスで長かった人が、社会セクターに行こうとする姿とちょうど一緒だ。
 自分の感じる動機を実現することと、それを追うために、マネジメントをテコに、経済性を維持すること。かれら新しい世代は、それを感覚的にとらえ、「こっちの方がエキサイティングだから」と、笑って言う。

・統的なノンプロフィットが抜け出ようとする姿
・自分には合わないと感じるビジネスで長かった人が、
 社会セクターに行こうとする姿
・「こっちの方がエキサイティングだから」

 彼らが、早いステージで、こうした挑戦ができるのも、こういう情報交換の場や、ノンプロフィットを育てるマーケットプレース(市場)、サポートする仕組みの存在のおかげ、とも言えるかもしれない。しかし、同時に、社会全体が、新しいスタイルを求め始めて、うごめき出していると、強く感じる瞬間でもあった。

こーいう実感があったから、宮城さんはETICをはじめたんだ。
納得。そしてちょっと「やられなぁ」という悔しさも。

がんばろっと。