『13歳のハローワーク』 村上龍

世界を知ろうとするエネルギー

わたしは、この世の中には2種類の人間・大人しかいないと思います。それは、「偉い人と普通の人」ではないし、「金持ちと貧乏人」でもなく、「悪い人と良い人」でもなく、「利口な人とバカな人」でもありません。

2種類の人間・大人とは、自分の好きな仕事、自分に向いている仕事で生活の糧を得ている人と、そうでない人のことです。そして、自分は何が好きか、自分の適正は何か、自分の才能は何に向いているのか、そういったことを考えるための重要な武器が好奇心です。好奇心を失ってしまうと世界を知ろうとするエネルギーも一緒に失われます。...

ふむ。
こーいう「二種類」はおもしろいなぁ。
ここまで言い切っている。