○ 分散型社会にむけて
○ 地域発の金融ビックバン
http://www.hotwired.co.jp/ecowire/tanaka/030610/
→世の中に流れ流れる知らないお金。
・郵政省のボランティア貯金について
・SRIへ

さて、では私たちは貯蓄をどうしたら良いだろうか。少なくとももっと自分の責任で融資先を選ぶ必要はあるだろう。今の金融機関はリスクを恐れて民間企業にすら融資しなくなっている。これでは景気が冷え込むの当然だし、無駄な公共事業が国家財政を破綻させていくのも止められない。自分がいいと思う企業の株を買ってもいいし、「こうしてほしい」という提案を含めて融資してもいい。こうした社会的な利益を実現していく方法として投資する仕組みを「社会的責任投資(SRI)」という。

→投資についての意識を持つということは、政治への関心が
 高まるとおもう。金持ち父さん的な投資もあるが、もっと
 広い意味でお金からみえる社会のしくみ に関心を持つことが
 だいじなんだろう。

一方、貯蓄それ自体も必要だ。しかし勝手なところに融資されたくはない。であるならば、投資先がまともな銀行に預けるというのも有益だろう。地方の銀行の中には、バブルの時代を含めて健全な融資をきちんとしてきたところもある。こうした銀行を選択する人々が増えるなら、銀行もまた自らの融資先を知らせるようになるだろう。

・ お金に対する無知と責任
・ 金融の中央集権
・ 地域主体の金融

 宇宙を形作った初めの爆発を「ビッグバン」という。ここから「金融ビッグバン」という言葉が生まれた。しかし、その元祖アメリカには、地域に一定割合を投資することが義務づけられる「地域再投資法」が存在していた。これによって、経済のグローバル化に抵抗する仕組みを持っていたのだ。しかし日本では、このことがあえて無視されてきた。地方活性化のために必要な初めの爆発は、まず貯蓄を地域に残すことだ。地域に貯蓄を持つことこそ、「地域発のビッグバン」の、最初の一撃となるのだ

これは、おもしろい考え方だとおもう。
地域通貨もそうだ。