違和感は今まで自分がすごしてきた空間にある、ある種の慣れなんだろう。

緊張感があるというのは、自分の領域が限定された
範囲であることを自覚するということだ。

限定されるというのは、物理的なものが精神的に
制約を持つというのが一般的だ。

経済的な、条件でいえば生活をしていくだけの
基盤を持っているかどうかという点で。

他には、寂しいかどいうかという点もある。

下宿を始める人のように、知らない場所を
一人で住み始めるというのは、今までの社会構造
からすれば特殊なことだろう。

日本においては、ふすまひとつで、部屋を区切り、
狭い場所ひとつでも、そこで食事をして、寝てという
生活空間をもっていた。

狭いところで、共有するというのが、ひとつの
安心だったのかもしれない。